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vol. 3

僕マジ、
スタートアップの社長の中で
超風呂好きだと思う。

起業家 yutori代表取締役
片石貴展

いいと思えるものだけを。そして、無理なく楽しく続くことだけを。
片石貴展さんの姿勢は、仕事でも家の中でも一貫している。アパレル企業史上最短上場を達成した
yutoriの代表は、自宅で、バスルームで、どのように過ごしているのだろう。

まだ見ぬ価値を、
自らの審美眼で発見してきた

アート作品やアニメの原画、90 年代のレコード。片石さんの家は、自身が選んだこだわりのもので溢れている。自らの目でいいものを選び取る力。そのルーツは小学生の頃にある。

「小学生の頃から好きだったのが、これから流行りそうなゲームやマンガなどを見つけてきて、クラスのみんなに広めること。『目利きで勝負』みたいなのは、当時から好きだったんだと思います。高校生になると、それがファッションになりました。とくに、古着。古着って、人によって大きく価値が変わるものです。自分自身の審美眼を信じて、主体的にいいものを選び取る面白さがあると思いました。そのときの感覚は、今の仕事でも同じ。まだ世間が知らないクリエイターを僕が見つけて、価値を見出す仕事。対象が、昔は服で、今は人。まだ見つかっていない才能を見つけるってことをやっています」

家は、外と切り分けた自分だけの空間。
自分が選んだもの以外、置きたくない。

起業家として、日々目まぐるしく変わる時代を生きる。「喧騒にまみれている」と片石さんが表現する外の世界と、リラックスして過ごす家の中とは、明確な切り替えが必要になる。

「仕事では情報が受動的で、たくさんのものが勝手に入ってきます。だから家の中は逆に、自分が選んだものだけを置きたい。レコードやアートがそうですね。アートもただ見た目で買うより、その作品をつくる人の、人となりまで含めて手に取りますね。既得権益への怒りや新時代をつくる気概を持った人の作品は惹かれます」

ものすごい我慢や強烈な努力で
手に入れたものって、結局続かないから。

自分の審美眼で、いいと思えるものだけを選ぶ。ただし最初は、「まずは取り入れてみる」という好奇心も片石さんは忘れない。

「自分のこだわりはありつつ、本当に最初のきっかけは、全部周りのオススメ。僕は逆風の中で我道を貫く人だと思われがちなんですが、実際は素直に取り入れてやってみるタイプなんですよ。まずやってみて、自分がいいと思ったものだけが残っていくのかな」

「大事なのは、自分が無理せず続けられることでしょうか。なんなら自堕落でも続くとか、楽しいと感じるとか。会社も同じです。好きな人と楽しいことをやりつづけていたら、いつの間にかここまで来ていました。普段の生活もそう。ものすごく頑張ってやらなければならないなら、結局習慣にはならない。続けられることを続けるってのが、重要なんだと思います」

10分でもいい。
お風呂のルーティンは絶対守る。

片石さんのポリシーは、バスタイムにも表れている。10分でもいい。しかし必ずお風呂に入るのが、彼のルーティン。


「仕事では活動的な分、自分のルーティンは守ります。毎日の習慣とか繰り返しやることが好き。とくにお風呂は大好きです。朝と夜の2回。飲み会帰りで眠いよ~って思ってても、絶対入る。10分でもいいから入る。僕マジ、スタートアップの社長の中でも超風呂好きだと思います。お風呂に入ると疲労度が全然違うんです。20代の頃はそんなに好きではなかったのですが、積極的に入るようになると風邪をひきにくくなった気がします。ちょっとずつお風呂を充実させてるんですよ。ジャグジーバスつきの物件に住んでみたり、シャワーヘッドをいいものに変えたり。先日出張でホテルに泊まったのですが、すごく肌荒れしてしまったんです。いつもの習慣が変わると、身体に影響が出るものなのだと気づきました。同時に、お風呂の時間や空間にこだわることの大切さが改めてわかりましたね」

大きくて立派なヘッド。
見る度、東京で頑張ってきた
達成感がある。

毎日のバスタイムは、自己肯定感を高める時間でもあると片石さんは言う。
「ReFaのこのシャワーヘッドはミストが肌にやさしい感じがしますし、逆に強く刺激したいところは水流を切り替えて強めに当てられる。使い分けできるのがいいですね。何より僕は、大きなヘッドが気に入っています。お風呂に入る度、王様みたいな気分になれるでしょ? 東京で頑張ってきてよかったなぁって、自己肯定感が上がります。キングサイズのシャワーヘッドに見合うよう、デカい男になるぜ!なんて思いながらシャワー浴びてます!(笑)」

プレゼントするなら、
毎日気を張ってる起業家の友人たちに。

ReFaのシャワーヘッドを使ったことがない人に、片石さんはその価値をどのように届けるだろう。彼の答えは、「ビジネスパーソンが楽にQOLを上げられる」点の強調だ。

「毎日入るお風呂だからこそ、自分にとって特別なことをしなきゃいけなかったら続かないと思うんです。人によるけど、たとえば僕だったら、毎日1時間半身浴しろって言われてもやりたくない。努力が要らなくて、モノを変えるだけでいいことがあるなら嬉しいですよね。このシャワーヘッドだって、今あるものを付け替えるだけですもん。付け替えて、シャワーを肌に当てているだけできれいになった感じがする。数万円で楽にQOLを上げられるなら、やるに越したことないじゃないですか。丁寧な暮らしになんて興味がない人にこそ、勧めたいですね。そういう余力がなくても、何の無理もなく続くよと。自分と同じくらい忙しくて、毎日気を張ってる起業家の友人たちにプレゼントしたいなって思います」

Profile

片石貴展
起業家 yutori代表取締役

ファッションが好きだったことをきっかけに、ファッションコミュニティ「古着女子」を立ち上げ。現在は2023年に上場を果たした株式会社yutoriの代表を努め、約30のアパレルブランドを運営している。

記事内で登場したシャワーヘッド

ReFa FINE BUBBLE DIA150